コンプライアンスが日本を潰す (扶桑社新書)アメリカ発のイデオロギーに毒された日本の歪んだ法令システムを国民の手に取り戻すために今、
行うべきことはコンプライアンス(服従)ではなくレジスタンス(抵抗)だ!
本書は小泉元首相と竹中元大臣のコンビにより実施された様々な構造改革が逆に日本を破壊してしまった現状を、
タクシー業界や建設業界などを例にとって解説する。また、長年、日本を苦しめ続けているデフレの元凶を指摘し、
併せて政府が参加表明したTPPの恐ろしさについても警鐘を鳴らす。
<目次より>
●タクシー規制緩和によって、日本のタクシー市場は大混乱に
●小泉・竹中改革における「学者」対「抵抗勢力」という構図のおぞましさ
●談合システムは必要悪ではなく、むしろ「善」の一部である
●コンプライアンスに基づく税制改革は、いずれもデフレを悪化させる
●公正取引委員会は、新自由主義が日本に埋め込んだ「経済警察・司法組織」ほか。